もとてん(元20億売る店長|18年現場一筋からの脱出ログ)

40歳・九州の田舎スーパー店長18年(精肉7年/青果6年/店長3年)。従業員60名と売上20億を回す日々も、上層部との決裂で転職を決意。→現在【10社連続書類落ち】の現実と格闘中。

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【40代の転職】スーパー店長の経験を「言語化」したら10社不採用の壁を突破できた話|最強の自己分析術

転職に向けた自己分析

スーパー店長を「言語化」する。ブログが40代・異業種への最強の自己分析ツールになる理由

あとから振り返ると、不思議なくらい冷静だった。 40代、3人の子供を抱えた転職活動。10社連続で「書類選考見送り」の通知が届いたときのことだ。

正直、落ち込まなかったわけじゃない。 「自分には価値がないのか」という思考が、一瞬頭をよぎる。

でも、感情に飲まれるより先に、一人の「元店長」としての自分が問いかけていた。 なぜ通らない? 何が足りないんだ?

そこで始めたのが、このブログだった。 自分の18年の経験と、店舗経営で培った考えを、一つずつ言葉にして外に出してみる。

すると見えてきたのは、「分かっているつもり」だった自分の姿だ。

自己分析は完璧だと思っていた。 だが、いざ文章にしようとすると、自分の強みが「異業種の面接官」に伝わる言葉になっていないことに気づかされた。 20億の売上を作った経験も、言葉にしなければただの数字でしかない。

書くことで、霧が晴れるように輪郭がはっきりしていく。

  • 自分の経験は、どの業界の課題を解決できるのか。
  • 店長としての「調整力」は、オフィスワークでどう化けるのか。

書けば書くほど、不思議と自分のキャリアを他人事のように冷静に俯瞰できるようになった。 スーパーという閉じた組織の中にいるだけでは、決して見えなかった「外から見た自分の市場価値」だ。

だからこそ、確信している。 「会社に首根っこを掴まれない状態」というのは、自分の価値を自分の言葉で定義できたときに始まるのだと。

もし今、40代の転職活動で立ち止まっているなら。 不採用通知すら、自分を磨くための貴重なデータ(ヒント)になる。

私と同じように、家族を守りながら「次の一歩」を探している人は少なくないはずだ。 まずは、あなたの経験を「言葉」にすることから始めてみてほしい。

20億を動かした日々を振り返る|現場の「当たり前」は、外の世界では「特殊技能」だった

朝6時から、夜6時まで。 店舗に立ち続けるのが、私の「当たり前」だった。

年間20億円の数字を動かし、売場を預かる。 客数を読み、発注を決め、鮮度を管理する。 赤ちゃん連れのお母さんから、常連のお年寄りまで、 毎日、何百人という「人」と真っ向から向き合ってきた。

青果や精肉の知識も、 「プロとして、主婦の方の目利きに負けたくない」 その一心で、18年間磨き続けてきた。

同じ会社で、同じ現場で、必死に走り続けること。 それが自分の人生の「普通」だと思っていた。

でも、一歩外へ踏み出して、初めて気づいた。 その「普通」は、外の世界ではちっとも「普通」じゃなかった。

  • 数億円の予算を、現場の判断で動かす決断力。
  • 1分1秒を争うオペレーションを回す管理能力。
  • 多様な価値観を持つスタッフや顧客をまとめる対人力。

これらはすべて、形を変えればどこでも通用する、 替えのきかない「特殊技能」だったのだ。

あの頃の自分は、ただ目の前の荒波を越えるのに必死だった。 でも今なら、過去の自分に胸を張って言える。 「あの日々は、無駄じゃなかった。ちゃんと積み上がっていた」と。

もし今、あなたが「自分には何もない」と立ち止まっているなら。 それは、あまりに過酷な現場で、自分の凄さに麻痺しているだけかもしれない。

あなたの「当たり前」は、 一歩外へ出れば、誰かにとって喉から手が出るほど欲しい「すごい武器」になる。

不採用通知すらネタにする。客観的な視点が、40代転職のメンタルを救う

「お祈りメール」が届くたびに、自分の価値が少しずつ削られていく感覚があった。

10社連続で、書類選考すら通らなかったとき。 私は、無理に前を向くのをやめて、一度立ち止まった。

「なぜ、選ばれないんだろう?」

その問いと向き合ったとき、見えてきたのは、自分勝手な「理想」を抱えた自分だった。

  • 希望年収500万円以上という数字は、今の自分の市場価値と見合っているか?
  • 未経験の他業種への挑戦は、単なる「隣の芝生」への憧れになっていないか?
  • 18年の店長経験を、本当に必要としている場所はどこなのか?

正直、きつかった。 今の会社で「必要とされていないかもしれない自分」や、「外の世界では通用しないかもしれない自分」を認めるのは、これまでのキャリアを否定するように感じたからだ。

でも、認めた瞬間に、不思議と心が軽くなった。 不採用通知は、私を否定する「宣告」ではなく、「その方向じゃないよ」と教えてくれるガイド(材料)だったのだ。

他人の評価に一喜一憂するのをやめ、ブログを書くことで自分を「客観的」に見つめ直す。 すると、不思議と次の戦略が冷静に立てられるようになった。

もし今、あなたが連続する不採用に心をすり減らしているなら。 その違和感や悔しさを、無理に消そうとしなくていい。

一度だけでいいから、自分を「一人の商品」として、少し遠くから眺めてみてほしい。 不採用というデータの中にこそ、次の一歩を正解にするためのヒントが隠れているから。

書くことで見えた「次のステージ」。エージェントと共に踏み出す一歩

正直に言えば、最初は「まだ何も変わっていない」と思っていた。 転職活動をスタートし、3社のエージェントと3つの転職サイトに登録した。

だが、登録しただけでどこか満足してしまい、「これで本当に人生が変わるのか?」と半信半疑だったのも事実だ。

その停滞した空気を変えたのは、エージェントの担当者との泥臭い面談だった。

「その店長経験、実は他業種では喉から手が出るほど欲しい強みですよ」 そう言われた瞬間、自分では「当たり前」だと思っていた18年間に、初めて光が当たった気がした。

逆に、自信満々で書いた自己PRを、 「その見せ方では、企業の採用担当には響きません。こう書き換えましょう」 と客観的に、容赦なく修正されたとき。

自分一人では、自分の価値すら正しく見えないんだ」と痛感した。 可能性とは、自分の中だけでこねくり回すものではなく、外の世界との摩擦で初めて見つかるものだったのだ。

さらに、驚いたことがある。 ある日突然、私の職歴を見た企業の担当者から、直接面談の打診(スカウト)が届いたのだ。

まだ内定が出たわけじゃない。完璧な準備ができているわけでもない。 それでも、「一歩踏み出した」という事実だけで、確実に景色は変わり始めていた。

あのまま家で一人で悩み続けていたら、このメールも、エージェントからの熱いアドバイスも、一生届かなかっただろう。

転職は、正直言って怖い。 40代3人の子供。失敗の二文字が頭をよぎり、足がすくむ夜もある。 だが、実際に動いてみて分かったことがある。

「動く前の妄想的な不安」と「動いた後の手応えのある現実」は、全くの別物だということだ。

私はまだ、スタートラインに立ったばかりだ。 それでもはっきり言える。 「動いた人にしか見えない景色が、この先には必ずある」

もし今、あなたが迷いの中にいるなら。 完璧な準備なんて、後回しでいい。 ほんの少し、外の世界に自分をさらしてみてほしい。

プロの視点を借り、誰かと話すこと。 その小さな一歩が、会社に首根っこを掴まれない「新しいステージ」への入り口になるのだから。

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